家電エコポイント制度とエコカー補助金の1世帯あたりの平均利用額は約2万800円――。こんな試算を、日本総研が21日公表した。年収が1千万円以上の世帯では約4万円、300万円未満だと約1万2千円。所得が高くなるほど、景気刺激策の恩恵が厚くなる傾向が表れた。
エコカー補助金は2009年4月、エコポイントは同年5月に開始。日本総研は、開始から今年8月までの総務省の統計をもとに試算した。
世帯当たりの平均利用額の内訳を対象商品ごとにみると、新車が約1万3900円で全体の3分の2を占め、テレビの約5700円が続いた。エアコン、冷蔵庫はともに千円未満で、利用は少なかった。
補助の対象となる新車の購入は、所得が高い世帯ほど伸びが高い傾向が出たが、テレビや冷蔵庫は逆に中・低所得層で伸びが大きかった。
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